さてさて4級まできました!
4級は5級と明らかにレベルが違います。
今まで足で使っていたようなカチやピンチを使って登るような課題がわんさか出てきます。
力で登っていたり、リーチの長さで登っていた人も
ここでほぼ全ての人が伸び悩みます。
今回は4級を登れなくてずっと停滞しているあなたに
的確なコツやアドバイスをしたいと思います!
4級を登るテクニック:常連さんの登りをパクる
百聞は一見にしかずと言いますが、ボルダリングはまさしくそれです。
5級の感覚で4級に挑んでもホールドの持ち方がわからず
スタートすらできないことがありませんか?
ひたすら挑戦するのはすごくいいことですが、
ボルダリングはいかに省エネで登れるかがポイントです。
常連さんの登り方を見てそのままコピーしてみましょう。
最後まで登れなくともスタートができたり、
届かなかったホールドに手が届いたりするはずです。
常連さんもプロも最初はみんなパクって登っています。
思う存分にパクって登れたら儲けものです!
4級を登るコツ:自分より少しうまそうな人と登る
ジムには超強い人から、中級者から超初心者まで色々な人がいます。
超強い人に教えてもらいたいけどなんか話しかけづらい・・・
わかります。
そんな時は自分よりちょっと強そうな人と一緒に登りましょう。
自分と登るグレードが近いと話しかけやすいですし、
何よりそのちょっと強い人は教える立場になるので鼻が高くなります。
「強いですね〜あの課題もう登られました?」
って言えば教えてくれたり実際に登ってみたりしてくれます。
そんな人と一緒に回ってれば確実に強くなれるし
ジムで知り合いや友達ができるきっかけにもなります。
話しかけられて嫌な気持ちをする人はいません。
逆に教えたくてムズムズしている人の方が多いです。
わからない、登れないことは勇気を出して聞いてみましょう。
4級を登るコツ:オブザベをしてみる
登る前に手をあっちこっちにジェスチャーのように動かしている人を見かけませんか?
それはオブザベ(オブザベーション)といって、登る前にどうすれば登れるかを頭で組み立てることです。
- 初手はどっちの手を出すか
- 足はどのホールドに乗せるか
- ホールドはどういう形状でどう持ったらいいか
登る前に考えることによって、力を温存できたり
どのムーブを出すか予測できたりするので
これから4級以上を登るには必須のテクニックです。
といっても最初は難しいので
まずはスタートからゴールまでどの手でホールドを掴むかだけでも考えてみましょう。
これを続けるとホールドの持ち方がわかったり、休憩ポイントがわかったりできます。
4級を登るコツ:トラバースをする
トラバースとは横移動しながら登るテクニックです。
ジムで壁をぐるっと一周していくクライマーを見たことはありませんか?
トラバースは非常に効果的なトレーニングになります。
- 持久力がつく
- 力の抜き方がわかる
- 足の使い方がわかる
私が4級や3級を登れるようになったのはトラバースの効果が一番大きかったです。
最初は持ちやすいガバで持てなくなるまでトラバースをしてみましょう。
壁の傾斜が変わったり、足が悪くなったり
持ちやすいホールドが急になくなったりとめちゃくちゃしんどいです。
ですがこれがかなりのトレーニングになります。
人がたくさんいる時にやるべきではないですが、登り終わりには一度だけでもいいのでトラバースをやってみましょう。
4級を登るコツ:自分の登りを動画で撮ってみる
どうしても登れない課題がある時、一度自分の登り方を客観的に見てみることも大事です。
登り方を教えてもらってもなかなかその通りにできません。
そんな時は自分の登りを動画に撮ってみて分析してみましょう。
みるポイントはこんなところです。
- ホールドを思いっきり握り込んでいる
- 足の踏んでいる位置が他の人に比べずれている
- ムーブをきちんと使えていない、持つ力がない
もし自分の動画を見て悪いポイントがわかればすぐに改善できますね。
足の乗せるポイントで驚くくらい登れてしまったり、
意外と力を抜いてもホールドを持てていたりするもんなんです。
できないポイントでバラしてみるのもアリですね。
動画をみてムーブを勉強する
「そこはフラッキングを使って〜」
「あそこはデッドでガンバって手を出して〜」
と言われてもなかなかやれるものではなかったりします。
そんな時は動画を見てみましょう。
今YouTubeでかなりのボルダリング動画が出ています。
中には初心者向けの動画を作成してくれている神チャンネルもあります。
わからないムーブを検索して、しっかり見て頭で覚えましょう。
そしてジムでその動きを試してみましょう。
最初は持ちやすいホールドで大丈夫です。
自分で課題を作ってでもいいので頭と体でムーブを覚えましょう。
4級を登るコツ:クライミングシューズはもう買いましたか?
4級を挑戦しているならもうガチで登っている層だと思います。
もう靴買いましたか?まだ買ってませんか?
買いましょう!クライミングシューズ!
レンタルシューズは正直いって上履きみたいなもので
本当にガチの初心者か、超強いクライマーしか履いちゃダメです。
ホールドに乗る、かき込むという感覚を覚えるには
自分のサイズに合った自分だけの靴でないとできません。
クライミングシューズは高い買い物ですが、
4級を登るほど本気のあなたはもう立派なクライマーです。
絶対に手に入れましょう。
指皮のケアもしっかりして登る
登っていると先に指皮がなくなってしまい痛くて登れなくなります。
指皮をしっかりケアしてあげないと回復がおくれてしまいますし、
指皮が逆に硬くなりすぎてしまい、スローパーやボテなどで指が弾かれてしまうようになります。
私も指ケアを怠っていたので硬くなりすぎてしまい元に戻すのに苦労しました。
登った後は爪の中までブラシでしっかりチョークを洗い落として、しっかり保湿してあげましょう。
もし硬くなってしまった場合の対処法はグリセリンカリ液で指皮を滑らかにします。
まとめ:常連さんの技をパクりまくろう!
4級は5級とくらべて次元が違います。
今まで特に教わらずに登れていた時代とはおさらばしなければいけません。
4級をクリアするには絶対に先駆者の教えが必要です。
見て、聞いて、実際にやって、そして練習をして
やっと登れるのが4級です。
しかし決して無理なグレードではありません。
5級をクリアできたなら簡単な4級ならすぐに落とせるでしょう。
4級は初心者と中級者の境目でもあります。
たくさん登ってどんどんグレードを上げていきましょう!
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