【ボルダリング】怪我をしないための予防と怪我をした時の対処法を紹介

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ボルダリング

パキるという意味を知っていますか?

私が3級に挑戦していた時、ルーフから抜け出てポケットに指を入れた瞬間に落ちてしまいました。

その時に手のひらあたりが「ぱきっ」と音がしたのです。

健が切れたのか筋を痛めたのかその時にはわかりませんでしたが、人生初のパキるを経験しました。

1ヶ月ほどで完治したので良かったのですが、パキる時は大体こんなケースで起こるようです。

  • 傾斜や角度のある壁
  • ポケットやスローパーなどの指自体に負担のかかるホールド
  • 飛びついた時に体が振られて指に負担がかかる際

怪我は突然起きます。

ぱきるだけではなく捻挫や骨折、死亡事故に発展することもあります。

今回は怪我の予防法と怪我をしてしまった際の対処法をご紹介します。

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ボルダリングは怪我が多いスポーツ

怪我する例

ボルダリングは高い場所から不安定な姿勢でホールドを取りに行く

かなり危険なスポーツです。

当然怪我の確率はどのスポーツよりも高いものです。

特によく見る怪我するポイントはこちら

  • 着地の失敗で腕から受け身を取ってしまう
  • 振られて指が抜ける
  • ヒールが抜けずそのまま落下
  • 人と接触して怪我

子供や初心者の方はふざけて落ちて怪我をする時が多いです。

以上から、登る際の注意点を説明します。

着地は必ず足から

ホールドがうまくできず、落下することは普通のことですが

足以外から落ちてしまうのは非常に危険です。

背中から落ちれば首を痛めますし、

手をつくような落ち方をすれば最悪骨折します。

着地は必ず足から落ちることを意識して、着地の場所を確認しておりましょう。

できるのであればクライムダウンをしたほうが安全ですね。

飛びついた時に指が抜ける

指が抜ける時が一番パキる確率が高いです。

なぜかというと落下の際一番最後に残っているのが指ですので、

その指に全体重と、振られた際に起こる遠心力が加わるためです。

これはガバやサイドガバなどのホールドでよく起こります。

飛びつきやすく、持ちがいいのがわかっているのでつい握り込もうとするからです。

特に傾斜が強い壁やルーフを抜ける際などは

疲労もしますし、とりあえず手だけでも出そうと考えてしまいますよね。

こういうときによくパキッたりします。

無理な動きをせず違うムーブを考えたり、危なそうな時は無理をせずホールドを離すなどして対応する必要があります。

厄介な怪我:TFCC靭帯損傷

手のひら側の手首にある三角形状のTFCC靭帯というものがあるのですが、

ここを怪我すると非常に厄介でなかなか治癒しません。

レントゲンでも映らないのでMRIのある病院での検査が基本になります。

tfcc靭帯は緩みやすく痛みやすいので

しっかりストレッチをしておくこととテーピングを巻いておくことが予防になります。

ヒールが抜けずにそのまま落下

ヒールが抜けず落下して捻挫や骨折することも多いです。

特にアンダーやガバなどヒールを引っ掛けやすいホールドは、

かかりやすい反面抜けにくいホールドでもあります。

自信をもって持てるホールドでない場合、ヒールフックの多用はかなりリスクがあります。

できるだけトゥフックを使って登る意識をしましょう。

落下する際、人と接触する

これは初心者や子供に多い怪我の一つで

他の人が登っているのにマットの上で遊んでいたり座っていたりして

落下した時に接触して怪我をするパターンです。

  • 他の人が登っている時はその場から離れる
  • 登る際は周りに注意喚起をする

登っていなくても怪我をするリスクがあることを肝に銘じておきましょう。

お子さんをお連れの親御さんは登る時よりも登っていない時に注意を払ってください。

もしパキッてしまったら?

パキッてしまったらその日はとりあえず安静にするのが一番です。

これがただの筋肉の炎症なのか、筋が伸びただけなのか、靭帯が傷ついたのか全くわからないからですね。

とにかく急いで冷やして安静にします。

ここで注意なんですが、冷やした直後また登り始める人がいますが絶対にダメです。

冷やしたことで縮んだ筋肉が一気に開こうとするので、急な負荷が加わり悪化するか別の怪我を引き起こします。

怪我をしたその日は事故判断せず、安静に過ごしましょう。

痛みが長引くようなら整形外科へ

安静にして入れば、1週間以内に痛みが引くものです。

しかし痛みが引かない、強くなっている気がするなら早めに整形外科を受診してください。

手首や足首などの怪我は見た目では判断しづらいので、専門機関にみてもらう方が一番安心です。

一番危険なのは自己判断で、登り始めることです。

痛みが引かないのなら間違いなく損傷しているので、登りたい気持ちを抑えて確実に受診しましょう。

整骨院:整体での治療は回復を早める

スポーツ事故を専門に扱う整体や整骨院は、もちろんクライミングの怪我も専門です。

電気治療やマッサージはあまり効果がないのですが

筋膜リリースと超音波治療の効果はめちゃくちゃ高いです。

私も手首と肩を痛めたのですが、

筋膜リリースと超音波治療を2週間続けただけで痛みが全くなくなりました。

保険も適用されますので、治りが悪いなぁと感じる時はいってみることをおすすめします。

もちろん体のケアで通うこともおすすめです!

ボルダリング:怪我の予防

基本的に怪我の予防は2つです

  • ストレッチで可動域をひろげてから登る
  • テーピングで固定して登る

ストレッチは動的なものが望ましいです。

ジムなら軽くトラバースをしたり、最低グレードを数本登ったりがそれです。

ただ登るのではなく、あくまでストレッチをしているという感じでゆっくり登るのがポイントです。

後はテーピングですね。

私は手首を怪我してからテーピングをして登るようになりました。

多少不快に思ったり、可動域が狭く感じますが」

なれるとテーピングなしで登ることに不安を感じるほどになります。

テーピングをすることで手首に負担なく登ることができるので

怪我予防のため必ず巻いてから登りましょう。

まとめ:準備をすれば怪我をせず登れる

怪我をするのは圧倒的な準備不足だと思います。

私もろくにアップもせず登りたい課題にいきなり挑み、そしてもれなく怪我をした一人です。

しっかり準備をすれば怪我することなく登り続けられますし、

なにより強くなりたいのに怪我で休むのはもったいないです!

  • 事前に落ちる場所を確認する
  • 危なそうなポイントは用心して挑む
  • テーピングを巻いて登る
  • しっかりストレッチをして可動域を広げておく

すべて最初に準備すれば怪我のリスクなんてなくなります。

せっかくのボルダリング、リスクなしで登れるほうが最高です。